通りすがりの人
先日YouTube見ていたら、たまたまオススメに出て来た岩井志麻子さん。
岩井志麻子さんといえば「ぼっけぇ、きょうてい」「でえれえ、やっちもねぇ」などのホラー小説作家さんです。
このタイトルは岡山県の方言。岡山が舞台のホラー小説。
岡山といえば、金田一耕助の「八つ墓村」「犬神家の一族」「獄門島」などありますが...
この岩井志麻子さん。小説家さんだけあって発想が面白くお話も面白い。
「街録ch〜あなたの人生教えてください」というチャンネルに出られていてお話されてるんだけど、その内容が志麻子さんの人生ではなく、今まで出逢った人、通りすがりの人や一回だけしか会ったことのない人で心に残った人のことをお話されているんです。
その心に残った人が後の自分の人生に影響を与えていたり、考えさせられたりしたというお話なのです。
志麻子さんのお話を聞いていて、確かに一回だけしか会ったことないのに、ものすごく心に残ってる人や顔も思い出せないけどその時の会話は覚えているってことありますね!
振り返ってみると私自身も面白いエピソードかなりあります!笑
何年か前にショップで服を見ていたら、知らぬおばちゃんが私が着ている服がステキ!と褒めてくれたのです。なので、嬉しくて私もおばちゃんが持っている可愛いバッグを褒めたら、おばちゃんも大喜びでそれから会話が弾み気づいたら10分ぐらい店内で話をしていました!
おばちゃんが店から出て行った後、店員さんが私に「久しぶりにお会いされたんですか?」と聞いてきたので「いえいえ!今日初めて会って全く知らない人!」と言うと店員さんびっくりされてました!(≧∀≦)
ほんの10分程の出来事だけどちゃんと覚えてるんですよねー
あのおばちゃん、どうしてるかな?
私、結構な確率で買い物してたら知らない人から声かけられるんです。道も尋ねられたり。
なので、こんなエピソードかなりあるけど、その中で心に残った人というのは限られますね。
今思い出したけど、心の中に残ってる人でこんなことある?という人がいて、これはかなり強烈で今でもはっきりその情景を覚えているんだけど、
今から30年以上前のこと。一人暮らしをしていた時、朝仕事に行こうとドアを開けたらドタッと音がしたんです。
かなり大きな音だったのでまたドアを閉めて、何だったのかおそるおそるもう一度ドアをゆっくり開けてドアの向こうを見てみたら...
男がこっちを向いて仰向けになって転んでたんです!! Σ(゚д゚lll) そして男がこっちを見てる!うわっ!!目が合った!!で、またドアを閉めて、どうしていいやら、仕事に行かなきゃ行けないし、襲われたらイヤだし..(20代でまだ可愛らしかったので 笑)で、そーっとドアを開けたら男がこっちを見て私の前を通りながら会釈して隣の部屋へ入って行ったんです。
でも、この男、隣の住人じゃなかったんです。隣には若い女性が住人。その女性の男?状況的にその男がドアの向こうに倒れ隣の部屋に入るのはおかしいのです。様子を伺ってたのか?気味が悪かったです。その後何もなかったのでよかったけど。
それ以来、ドアを開ける時は用心するようになりました!いろんな意味で!笑
あと、仕事の帰りに駅で知らない男の人が(これもまた男!)「この前はすみませんでした」と謝って来たので、何のことさっぱりわからず「人違いじゃないですか?」みたいなこと言ったと思うんです。(~_~;)
それから数日経って、ジャケットのポケットに手を入れたら名刺が入っていて、そこに何やらメッセージが書いてありました。そのメッセージの内容は忘れちゃったけど、なんか告白みたいな感じだったと思います。
それで、思い出したのが、あの男!!
勝手に人のジャケットのポケットに名刺を忍びこませてたので「この前はすみませんでした」だったんです。
それにしてもいつ入れられたかさっぱりわからず、ほんと気味が悪かったです。
当時は満員電車で駅のホームで駅員さんがギューと押し込んでた時代。ほんとギューギューに詰め込まれて乗ってましたね。今では考えられない。
思い出したらまだまだあるけど..笑
人生にはいろんな登場人物がいますね。
主役。脇役。エキストラ。
主役はもちろん自分!
どんな登場人物が出て来るかわからないから面白いけど、出て来て欲しい登場人物をあらかじめ設定して、主役の自分のプチストーリーを描くのも面白いかも♪
通りすがりの人。。。