先日久しぶりに講演会に行って来ました。
前日の夜、急に友達から連絡があり一緒にどう?と。
たまたまお休みで予定もなかったので即オッケーと返事をしました。
というのも、その講演会のチラシの冒頭に
「誰かに何かに遠慮したり制限されたりせず、徹底的に"自分の好きなように"・・」と書かれていた言葉に惹かれ、お話聞いてみたい!と思ったからです。
お話を聞いて・・
やっぱり!良かったです!!
内容は、緩和医療のお話でした。
群馬県で癌専門の診療所を開業されている萬田緑平先生のお話。
医療の専門的な難しいお話は一切なく、先生が普段されているケアのお話。
癌患者さんの最後を「看取る」のではなく「生き抜く」お手伝いをされていらっしゃいます。
「看取り屋」ではなく「生き抜き屋」
先生のところに来られる患者さんや家族の方は、もうどうしようもない状況で来られるそうです。
癌治療で苦しくて楽になりたい!家に帰りたい!でも帰ると死が近くなる。怖い。家族は少しでも長く生きてもらいたい。どうすればいい?そんなご相談。
先生は緩和ケアをされているので、本人が家に帰りたいなら家に連れて帰ってあげましょう。
最後の最後ぐらい、本人希望を叶えてあげましょう。楽にさせてあげましょう。
ということで、入院中の患者さんが家に帰りたい希望を叶えてあげます。
お家に帰られたらお風呂に入りたい!
ならば、お風呂に入れてあげましょう。
介護ケアさんにお願いしてお風呂に入れてあげます。
お風呂に入ると「気持ちいい〜。幸せだぁ〜。」「ありがとう。ありがとう。」
歌まで歌う方もおられるそうです。
ビールも飲みたい!タバコも吸いたい!
叶えてあげましょう。
病院では絶対ダメです。そんなことするなんて早く死にたいのか!殺人行為だ!
そう言うかもしれません。
日本の医療は、少しでも長く長く延命治療です。
ただ息をしているだけでも意識がなくても、その人の存在がこの世から無くなることが辛くて悲しいから家族がそれを求めます。
本人の願望は聞き入れてもらえません。
私たちは大切な人に少しでも長く生きていてもらいたい。そう思うのは当たり前です。
苦しい思いをしている人に最後までがんばれ!もう少し我慢したら良くなるから・・
そんな言葉をついかけてしまします。
先生のお話を聞いて、とても考えさせれました。
先生のところで最後を迎えられた方は、最後を皆で笑顔で良かったね!ありがとう!
と言ってお別れするそうです。
最後はスーッと眠るように安らかに旅立たれるそうです。
それまで苦しんでいた方も・・
私はお恥ずかしいですが、今までこのような医療があることを知りませんでした。
先生のお話は医療ですが、
「誰かに何かに遠慮したり制限されたりせず、徹底的に"自分の好きなように"・・」
この言葉は、病氣の人に限らず、普段から私たちはこのような生き方をしていけば病氣にもなりにくく楽しい人生を送ることができると思うのです。
私は子どもの頃、自分の思っていることが言えない子でした。
思い返せば、小学校へ上がる前ぐらいまでは、わりと活発な子だったと思います。
しかし、私は給食が嫌いで食べれなくて、いつも残され組。
みんなと同じように給食が食べれないダメな子!それが自分のコンプレックスになったのです。
給食が食べれないダメな子。みんなと同じようにできないダメな子。
親もどうして給食ぐらい食べれないの?
ワガママな子!我慢ができない子!
いつしかそれが自分自自身を否定されてると思い、だんだん自分の思っていることも言えない本当にダメな子になっていました。
なんでもない一人の人の言葉によって自分を変えられてしまっているかもしれません。
その結果、大人になっても自分の想いや考えより、世間一般とか周りの目を氣にした人生を送っているかもしれません。
現在の私は、まぁ自分の思うようにしていると思うのでとても楽になりました。
そのきっかけは、若い頃、感情が爆発したからです(^_^;)
話が逸れちゃいましたが、
「誰かに何かに遠慮したり制限されたりせず、徹底的に"自分の好きなように"・・」
この先生の言葉のように、自分の人生を自分のために大切に生きて行きたいですね!
今日も最後までありがとうございました♪
それではまた・・・